モヤシネマ

最新洋画、ときどき邦画

【ネタバレなし】「ダージリン急行」のあらすじ・感想。筋があるようでないような、でも何度も観ちゃうロードムービー

ウェス・アンダーソン監督による異色のロードムービー「ダージリン急行」を観ました!

筋がないようであるような不思議な味わいのストーリーと、鮮やかな色彩がくせになる作品です。

ネタバレなしで感想を書いていきます!
まずはあらすじとキャストからどうぞ〜。

「ダージリン急行」のあらすじ・キャスト

【あらすじ】
バイク事故から九死に一生を得て生還した長男・フランシス。
妊娠中の妻との離婚を考えている次男・ピーター。
元カノとの思い出が忘れられない小説家の三男・ジャック。

人生にそれぞれ異なる傷を抱えた三兄弟は、亡き父が遺したトランクを抱え、インドを走る列車「ダージリン急行」で"心の旅"へ出る。

【キャスト・基本情報】
出演: オーウェン・ウィルソン、エイドリアン・ブロディ、ジェイソン・シュワルツマン
監督: ウェス・アンダーソン
上映時間: 91分

ネタバレなし感想。

「ダージリン急行」自分の中ではとても好きな映画なんですけど、どうして好きなのか?を言葉にあらわすのがとても難しいです。
というのも、「ダージリン急行」はお話のゴールが極めてぼんやりしているから。

「行方不明の母親に会いに行く」という一応の目的はありますが、長男フランシスはそれを秘密にしています。
次男ピーター、三男ジャックはあまり旅に乗り気な様子ではなく、ジャックに至っては途中で離脱しようとイタリア行きの航空券まで隠し持っている始末。

てな具合に、ロードムービーでありながら一行の気持ちが最初からバラバラ。
おまけに三人三様の悩みを抱えていて、それにまつわる細かなエピソードが散りばめられているものだから、追いかけにくいお話になってもおかしくない……はずなんです。

でも「ダージリン急行」は、なぜかず〜っと"観ちゃう"映画なんですよね。
この映画の魅力がいったい何なのか、順番に解説していきたいと思います!

魅力その1: 音楽がいい!

「ダージリン急行」の第一の魅力は音楽だと思います。

「ル〜 ル~ル~ルル〜」っていうシタールの音色が全編通して流れるんですけど、これがまぁ気持ちいいのなんの。
ゴトゴトと走る列車の雰囲気ともあいまって、のんびりした旅路を思わせるよいテーマ曲です。

テーマ曲と対象的に随所に使われるのが、イギリスのロックバンド「キンクス」の音楽。
物語の始まりや、三兄弟に大きな変化が訪れる場面で、映画全体をピリピリピリッ!と引き締めてくれています。
ウェス・アンダーソンは音楽でメリハリをつけるのがすっごく巧いですね。

で、何をおいてもラストに流れる「オー・シャンゼリゼ」ですよ。
インドをひた走る列車の映像にシャンソンを合わせるセンスに脱帽するしかありません。
よ〜く聞くと、映画冒頭でピーターが列車に乗り込む場面で流れている曲「This Time Tommorow」にも「オー・シャンゼリゼ」っぽいメロディラインが隠れているんで、それと合わせての起用だと思います。


こんな選曲よく思いつくよ!

魅力その2: 色彩センスがいい!

ウェス・アンダーソンといえば、画面の色彩が非常にユニークなことで知られています。
「ライフ・アクアティック」では乗組員の真っ青なユニフォームが特徴的だったし、「グランド・ブダペスト・ホテル」では建物のピンク色がこれでもかと強調されていました。

で、本作「ダージリン急行」のカラーはターコイズブルーです。
列車の外も内装も、また三兄弟が途中で立ち寄る民家もこの色で彩られており、とってもキレイなんですよね。

しかも他のウェス・アンダーソン作品と違って、色が作り物っぽくないんですよ。
「ライフ・アクアティック」も「グランド・ブダペスト・ホテル」も、色が鮮やかすぎて絵本みたいな映画だったんですが、「ダージリン急行」は色彩を印象的にしながらもリアリティを残した、バランスの良い仕上がりになっている。
彼の映画ってなんとなくとっつきにくいんだよな、と思う人にも見やすい作品になってると思います。

魅力その3: シナリオがいい!

記事冒頭で「筋がないようであるような話」と書きましたけどホントそのとおりで、「ダージリン急行」にはマジで一貫した筋がない。
終着点が決まっているようで決まってなく、しょうもないことで話が脱線し、行き止まりになり、引き返し、てなことを繰り返していく。

ただコレって、列車を人生に例えたお話として大成功してるんだと思うんですよ。

車やバイクではなく、他の乗客と空間をともにする「列車」での旅。
ロマンティックな出会いもあれば、人生を邪魔するやつとの遭遇もある。
行き先は決まっているようでありながら、迷子にもなるし、やり方を間違えると文字通り"レールから外れる"ことにもなる。

そんな人生のランダムさとか、不条理さとかが詰め込まれたのが「ダージリン急行」のお話であり、だからこそ、筋があるようでない、ないようである……という不思議な映画になっているのではないかと。

映画終盤で、これまで三兄弟が出会った人々がおなじ列車に乗っている空想の場面がありますが、まさに「列車 = 人生」であることの証拠です。

しかしウェス・アンダーソンの映画は「こんな話よく思いつくよな」率が高い


……と、つらつら書いてきましたけど、「ダージリン急行」の魅力は一度観てもらわないと絶対伝わらないです。
90分と短くサクッと鑑賞できますので、気だるい雨の日やなんとなく寝られない夜にでもどうぞ。

無料で「ダージリン急行」を観る方法

f:id:imo_jo_chu:20190216192939p:plain

「ダージリン急行」は「U-NEXT」というサイトで配信されています。*1

U-NEXTは、約80000本もの動画が観放題で楽しめる日本最大級の動画配信サイトです。
毎月約2000本の動画が更新されるほか、70種類以上の雑誌が読み放題になるなど、多彩なコンテンツがたくさん!
エンタメ好きにはたまらないサービスとなっています。

これだけのコンテンツが月額1990円で楽しめるのですが、U-NEXTがすごいのは

最初の31日間は無料で利用することができる

というところ!

さらに、31日以内に解約してしまえば料金はいっさいかかりません!

「え〜、ひょっとして解約の手続きがめちゃくちゃ難しかったりするんじゃないの?」

と思われるかもしれませんが、

U-NEXTの解約手続きはとっても簡単。

たったの1分ですぐに解約できるので安心です。

U-NEXTのメリットをまとめると、

  • 約80000本の動画が観放題
  • 70種類以上の雑誌が読み放題
  • 31日以内に解約すれば完全無料で利用できる

となります。

「無料」なんですから、ぶっちゃけ使わないのは損ですよね?

会員登録も2〜3分で終わるし、いますぐにでも「ダージリン急行」を高画質で楽しめますよ!

*1:2019年2月現在。最新の配信状況はU-NEXT公式サイトでお確かめください。

プライバシーポリシー