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【ネタバレなし】「パディントン2」の感想。大人でも泣ける"観る絵本"だ!

今回紹介する映画は「パディントン2」

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(出典: http://paddington-movie.jp/)

あらすじ

パディントンは、ロンドンに住んでいる紳士的なクマ。
育ての親であるルーシーおばさんの誕生日プレゼントを探すパディントンは、骨董品屋である絵本を見つける。
それはロンドンの観光名所を精巧に描いた、飛び出す絵本だった。でもその絵本はとっても高価!
お金を貯めるために、パディントンは必死にアルバイトをこなす日々を送る。

ところがある夜、その骨董品屋に泥棒が入り、絵本を盗み出してしまう!

現場を目撃したパディントンは泥棒を捕まえようとするが逃げられてしまい、
しかも逆に泥棒の罪を着せられて刑務所に入れられることに。

パディントンの疑いは晴れるのか?
そして、飛び出す絵本にしかけられた重要な秘密とは?


以下、映画の見どころや感想を書いています。具体的なネタバレはありませんが、前情報を知りたくない方はご注意ください!


映像にストーリー、どこを切り取っても文句なし!

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(出典: https://www.youtube.com/watch?v=gXdg-6XuA4Q)

「おもしろかったー! もういっかい読んで!」

これが「パディントン2」を観た率直な感想です(32歳・男性)。

絵本がカギになるお話ながら、この映画そのものがまさに"観る絵本"といえるほど、魅力的な画面のオンパレード!
予告編にも登場する「紙のロンドン」から、メルヘンチックに様変わりする刑務所内、さらにクライマックスの機関車チェイスにいたるまで、ため息が漏れるほど美しい画がずーっと続く。

そしてストーリーがきちんとつながってるから、画を見せたいだけの映画にならず子ども向けの話なのに大人でもちゃんと感動できる!

……とさらっと書きましたけどね、えらいことですよ、これ。

だって、この映画って「クマが絵本泥棒の罪を着せられる話」ですよ?
いい大人がクマの映画て…… 絵本泥棒て……って思いません?

でも、実際「クマが絵本泥棒の罪を着せられる話」でいい大人が泣くんですよ!

きっとこれが、映画の力、物語の力ってやつなんだと思います。
荒唐無稽なお話でも説得力を持たせてしまう語り。
刑務所の中ですらハッピーな空間に変えてしまうパディントンのポジティブさ。
そんな彼を必死で助けようとするブラウン一家、刑務所の仲間たち。

ひとつひとつが一分の隙も無くつながりあって、大団円へ一直線!

まぁあえて……あえて一点だけ不満をあげるとすれば、犯人のボロの出し方が安易すぎかな〜とは思いました。
あそこが「あぁっ!確かに!」と大人でもハッとするような気づかれ方なら、もう花丸の満点だったのですが。

や、でも全体の満足度に比べれば小さなことです!

優しい人が損をしない世界って、いいよね〜!

僕ね、後味の悪い映画って大好きなんですよ。

「ミスト」なんかずいぶん繰り返して観たし、いちばん悪い奴だけが生き残る「アウトレイジ」もめちゃめちゃ好き。
黒澤明の「悪い奴ほどよく眠る」なんか、あまりにラストが胸くそ悪くて逆に癖になっちゃう。

そうそう、世の中ってのは優しい人が損して、ずる賢かったり自分勝手だったりする奴が得するようにできてんのよ!

……なーんてね。
そんな風に世の中を斜に構えて見てましたわ、正直ね。

でもさ、ファンタジーな映画を観るときくらい、優しい人が損をしない世界に浸りたいじゃない!

そして「パディントン2」にはその世界がある!

もし自分に子供ができて、映画が理解できる歳になったら、一緒に観たいな〜
でもって、優しい子供に育ってもらいたいな〜
っと思わせてくれる作品でした。

……ちょっと話は横道にずれますが、最近は、理不尽な犯罪の被害にあった人がクラウドファンディングで支援を受けられる事例があって、まっとうに生きている人が損をしない社会の実現が少しずつ近づいているな〜って感じがします。

パディントンの世界ほどじゃないにしても、現実の世界がこのままもっと優しくなってってくれると良いですね〜。

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