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【無料あり】三谷幸喜監督の映画全7作品、おすすめ度を評価してみた!

舞台から「古畑任三郎」などの大人気テレビドラマまで幅広く手がける脚本家、三谷幸喜!
映画監督としてのキャリアも長く、これまで全部で7つの作品を世に送り出しています。

この記事では、その全7作品を5つ星で評価!
これから三谷幸喜作品を見てみたいという方に、どれがオススメかわかりやすく紹介していきます。

記事の最後には、三谷幸喜作品を無料で見る方法も紹介していますのでお楽しみに。
それではいってみましょう!

「ラヂオの時間」

舞台はとあるラジオ局。
最近では珍しい、生放送によるラジオドラマのオンエアが始まろうとしていた。
ところが放送直前、主演女優のわがままにより、ドラマの舞台が日本からアメリカに書きかえられてしまう!


その後も話のつじつまを合わせるために、物語がどんどんオリジナルからかけ離れていく。
それでも番組を成立させようと、スタッフは奔走するのだが……


おすすめ度 ★★★★★

三谷幸喜脚本の舞台を映画化した、監督第1作!
ちょっとしたワガママですべてがめちゃくちゃになっていく……という三谷監督お得意の筋書きだけに、話の面白さは文句なしです。

俳優やスタッフ、スポンサーにまで頭を下げ続ける八方美人なプロデューサー、
できるだけ脚本家の思う通りのドラマを作り上げようと局中を駆けずり回るディレクター、
自分のことしか考えていない大物女優と太鼓持ちのマネージャーに、
元すご腕効果マンでありながら今は警備員になっている老人……などなど、
魅力的なキャラクターが勢揃いしてます。
必ずひとりはお気に入りの登場人物が見つかるはず!

またこの映画、エンドロールが素敵なんですよ〜。
思わずからだを揺らしたくなる音楽もあいまって、多幸感に包まれます。
ぜひ最初から最後までじっくりと堪能してほしい映画です!


ものすごい大物俳優がちょい役で出てるのにも注目だ!


「みんなのいえ」

放送作家の飯島直介は、念願のマイホームを建てることを計画する。
妻・民子の提案で、設計を建築デザイナーの柳沢に、施工を大工の棟梁である父の長一郎に依頼することに。


ところが、デザインに対して異なる価値観をもつ柳沢と長一郎は激しく対立してしまう。
夢のマイホームは無事完成するのだろうか……!?


おすすめ度 ★★★☆☆

モダン建築を愛するデザイナーと、昔カタギの大工。
まったく考えの異なるふたりがぶつかりあうことでドラマが進行していく……
という筋書きは、これまた三谷幸喜の得意とするところです。

しかしながら「みんなのいえ」では、対立と和解がうまく描きれていないように感じられます。
柳沢も長一郎も、お互いの主義を通そうとしてるというよりタダのわがままで、足を引っ張り合っているような印象。
依頼人のためにいい家を作ろうとしているのではなく、自分の作りたい家を建てようとしているとしか見えません。

サブキャラもやたら多い割には、話の筋書き的にはいてもいなくてもいい人ばかりです。

主演の唐沢寿明と田中邦衛の演技力、その2人を決して邪魔しない存在感の田中直樹と八木亜希子という絶妙のキャスティングで、なんとなくいい映画として収まったのでは……ってな感じの一本でした。


とにかく八木亜希子がかわいい


「THE 有頂天ホテル」

大晦日のカウントダウンを2時間後に控えた、ホテル・アバンティ。


1年の中でもっとも重要な日だというのに、
宿泊客の国会議員目当てに報道陣が殺到、
総支配人は行方不明になり、
カウントダウン用のたれ幕は間に合わず、
ショーの出演者であるアヒルもどこかに消えてしまう。


数々のトラブルを切り抜け、無事に新年をむかえることはできるのか?


おすすめ度 ★★★★★


監督第3作目は、豪華ホテルを舞台にたくさんの登場人物が入り乱れる群像劇!
年が明けるまでの2時間に巻き起こるさまざまな事件を描きます。

主演の役所広司をはじめ、
松たか子、戸田恵子、生瀬勝久、香取慎吾、伊東四朗、佐藤浩市、西田敏行、麻生久美子、津川雅彦、唐沢寿明、などなどなど、
キャストがめちゃめちゃ豪華!

すべての登場人物に物語があり、少しずつ交錯しながら物語が進んでいくので、一度見ただけではすべてを把握しきれないかも。
ちょっとした目線の動きなどにも注目しつつ、2回鑑賞するのがオススメです。

ささいな事件の積み重なりが、カウントダウンパーティーに収束していく一連の流れにはテンション爆上がり!
ミュージシャン出身ながら、最近はめったに歌声を披露してくれないYOUの歌唱力が堪能できる数少ない映画でもありますよ。


三谷映画はこういうワチャワチャした話がいちばん楽しいね

「ザ・マジックアワー」

とある港町・守加護(すかご)。
マフィアのボスの愛人に手を出してしまった男・備後は、自分の命を見逃してもらうかわりに伝説のヒットマン「デラ富樫」を連れてくる約束をする。
しかし、いっこうにデラ富樫を見つけ出すことができない。


備後は策に困ったあげく、売れない役者・村田を映画の撮影と偽って守加護に連れ出し、デラ富樫の役を演じさせることでこの場を切り抜けようとするのだが……


おすすめ度 ★★★★☆


「殺し屋のかわりに俳優を連れてくる」という、三谷作品の中でももっとも荒唐無稽……というかフィクション的な映画。
このトンデモ設定を飲み込むことができなければ、この映画を楽しむのは難しいかもしれません。

しかし、一度世界観に入りこんでしまえばとことん没頭できる映画!
まるでディズニーランドのように現実感のない守加護の街並みには、不思議と引き込まれてしまう魅力があります。

キレキレのコメディ演技を見せる佐藤浩市と、アドリブを封印して抑えた演技に徹した西田敏行との対決にも見応えあり。
(やっぱり西田敏行はアドリブやらないほうがいいと思うんだよ)

映画の力が人を動かし、本物のヒーローを作っていくストーリーには胸が熱くなります!


三谷幸喜の映画愛が伝わる一本!

「ステキな金縛り」

宝生エミは、何をするにもドジしてばかりの三流弁護士。
彼女はある日、妻殺しの容疑をかけられた夫の弁護を担当することになる。
「犯行時刻には、旅館で金縛りにあっていた」という証言を確かめるため、エミはその旅館を訪れる。
すると、証言どおりに落ち武者の幽霊・更科六兵衛が現れた!
エミは六兵衛に証人として法廷に立ってもらい、依頼人の無実を証明しようとするのだが……


おすすめ度 ★★☆☆☆


脚本力でも知られる三谷幸喜作品にしては珍しく、ストーリーがめちゃめちゃ雑。
「幽霊を証言台に立たせる」という荒唐無稽なアイデアを説得力をもって見せなきゃいけないにもかかわらず、「見える人がそこそこいる」ってだけで証言能力を証明するのはさすがに無理があるのでは?

ハートウォーミングなコメディを目指したんだろうけど、最後のあからさまなお涙頂戴的やりとりはさすがにやりすぎだし。

更科六兵衛役の西田敏行がアドリブ全開すぎるのもいただけない。
おもしろいんだけど、途中から明らかに芝居を放棄して"西田敏行のおもしろさ"になっちゃってる。
この辺は監督がうまくコントロールしなきゃだめなんじゃないのかねぇ。


容疑者役のKANさんはよかった! いつか悪役やってほしい

「清州会議」

天下統一を目の前にして、織田信長が本能寺の変でこの世を去った。
しかも跡継ぎと目されていた嫡男・信忠までもが殺害されてしまう。
この非常事態を収集すべく、織田家の跡継ぎを誰にすべきか決める会議が清州城にて行われることに。


織田家の筆頭家老である柴田勝家は、三男ではあるが聡明な信孝を推薦。
いっぽう、家老の末席でありながら明智光秀を討ったことで発言力を強める羽柴秀吉は、次男・信雄を擁して勝家に対抗する。


日本で初めて合議により政治が動いたとも言われる「清州会議」、その決着はいかに?


おすすめ度 ★★★☆☆


三谷幸喜初となる時代劇映画!
柴田勝家と羽柴秀吉の対決が軸となるお話ですが、観客が全員どっちが勝つか知ってるわけで、そういう意味では脚本家の手腕がめちゃめちゃ問われます。
しかし、そこをうまく処理できたとはいい難い……というのが正直なところ。

コメディパートにしても、天海祐希演じる謎の忍者・枝毛とか、ひたすら走ってるだけの滝川一益とか、ギャグのためのキャラクターを配置してなんとか笑いどころを作りましたってな感じで中途半端。

史実を元にしているだけにムチャクチャな話運びができないぶん、普段は三谷映画を酷評している層からは評価がそこそこ高かったようです。
でも旧来のファンからすると、ドタバタがあってこその三谷映画だと思うんで、難しいところですねぇ〜。

ひとつ感心したのは、当時まだテレビに出始めたばかりの剛力彩芽をキャスティングした点!
三谷監督は役者の使い方が非常にうまいので、わざわざ彼女を起用したのには意味があるのだろうと思ってましたが……やっぱりありました!!
剛力彩芽にしかできない、ひっじょ〜に強烈なシーンがありますのでお楽しみに。


映画館で観てガチで鳥肌が立ちましたよ

「ギャラクシー街道」

地球とスペースコロニーとを結ぶ幹線道路、通称「ギャラクシー街道」。
そのかたわらに佇むハンバーガーショップには、いつになくおかしな客ばかりが訪れていた。


店長の元恋人とその夫。
大きな秘密を抱えた宇宙警備隊隊員。
店長の妻にアプローチをかける、両性具有のリフォーム業者、などなど。


全員宇宙人の登場人物たちがおりなす、SFロマンティックコメディ。


おすすめ度 ★☆☆☆☆

最初から最後までスベリっぱなし!
ちょっと変わった登場人物がわちゃわちゃ集まってくるのはいいが、それぞれのストーリーが大して面白くない。
またお互いのストーリーが交差するわけでもないので、20分で終わる話を細切れにしてつなぎ合わせたような映画になってしまっている。

またこの映画「ロマンティックコメディ」とは言いつつも、予想以上にエロ要素が多い!
店の隅では売春のあっせんが行われているわ、香取慎吾は優香の頭をとんでもない形相で撫で回すわ、遠藤憲一がボンデージ姿で綾瀬はるかに言い寄ってくるわで、とてもじゃないがファミリー向けの映画ではない。

これはただの予想ですが、登場人物もキャスティングも全部決まった割には脚本がぜんぜんできあがらなくて、仕方なく演劇的なシナリオとしてむりやり締切に間に合わせたんじゃないかなぁ。
だからギャグも地上波ぎりぎりの下ネタが増えて、ラストの展開もかなり舞台演劇的になってしまったのではないか。

三谷幸喜の映画なら全部観たい!という人以外にはオススメしません。


あと、三谷幸喜はSFにそこまで興味ないね、多分

三谷幸喜監督の映画を無料で見る方法!

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