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【ネタバレなし】「アイ・フィール・プリティ(I Feel Pretty)」の感想。世の中全員への応援歌だ。でもストーリーは雑!

見た目に自信のないぽっちゃり女子が、思い込みの力で人生大逆転するというコメディ映画、
「アイ・フィール・プリティ」
を観ました!

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(出典:https://www.ifeelpretty.movie/)

もともと6月公開だったはずが、試写会での好評を受けて4月に公開されることが決定したという期待作です。
そこまでいうなら相当おもしろいに違いない!と、僕もかなり期待値を上げて先行上映会に行ってきました。
果たして中身はどうだったのか?
まずはあらすじとキャスト紹介からどうぞ!

「アイ・フィール・プリティ」のあらすじ・キャスト

【あらすじ】
レニーは化粧品会社に勤めるOL。
彼女はそのぽっちゃりした見た目からかオンライン部門においやられ、地下のサーバールームで仕事をする毎日を送っていた。
ある日、レニーは一念発起してジムに通い始める。
しかしトレーニング中にバイクから転落!
その勢いで頭を強打し、気絶してしまう。
ところが目が覚めたとき、彼女は自分が世界一の美女だと思いこむようになっていた!
圧倒的な自信を手に入れてからというもの、レニーの周りでは恋も仕事もすべてがうまくいくようになる。
ついには本社に栄転し、社長の側近にまでのぼりつめるレニーだったが……


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(出典:https://www.ifeelpretty.movie/)

主役のレニーを演じるのは、いまアメリカで大人気のコメディエンヌであるエイミー・シューマー
レニーの見た目は頭を打つ前後でまったく変わっていないはずなんですが笑、目つきや口元、肩の動きや歩幅などでその"変身ぶり"を見事に表現しています。
最初はさえないぽっちゃり女子だったレニーが、どんどん魅力的になっていく展開に注目です!


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(出典:https://www.ifeelpretty.movie/)

変身後のレニーに事実上の逆ナンをされる相手・イーサン役に、こちらも人気コメディアンのロリー・スコヴェル
日本での知名度はあまりありませんが、本国アメリカでは各種コメディフェスティバルやテレビ番組を中心に引っ張りだこの売れっ子のようですね。


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(出典:https://www.ifeelpretty.movie/)
さらに、「マリリン 7日間の恋」「マンチェスター・バイ・ザ・シー」などでアカデミー賞にノミネートされたミシェル・ウィリアムズが化粧品会社の社長を演じるほか、スーパーモデルのナオミ・キャンベルも経営幹部役として登場します!

笑って泣ける爽快コメディ! ただ後半の展開が……

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(出典:https://www.ifeelpretty.movie/)

「アイ・フィール・プリティ」、すごくもったいない映画だな〜と思いました。
作品が伝えたいメッセージは素晴らしいし、笑って泣ける脚本もよくできてる。
ところが、映画後半のストーリーが雑すぎて全体の評価を大きく下げているんです。

いったいどこがマズイのか詳しく書くとネタバレになっちゃうので、ここでは書きませんが……
例えるならば、テレビ局が主導して作った邦画みたいな、典型的なご都合主義のストーリー展開になっちゃってるんですよ。
このおかげで物語への没入感がいっきに薄れてしまいます。
上映時間をあと20分伸ばしてもいいから、整合性の取れたストーリーにするべきだったのでは?
そうすればもっと感動できる傑作になったかもしれないのに〜!

……とはいえ。
正直に言いまして、僕はクライマックスで泣きました。

結局泣いたんかーい!!

ニュージーランドに来てからいろんな作品を映画館で観てきましたが、「アイ・フィール・プリティ」は「となりの山田くん」の次に泣けましたよ。
この映画にこめられたメッセージは、現代社会に生きるすべての人への応援歌です。
「人間、見た目より性格が大事だよね〜」なんていう、使い古された薄っぺらな教訓ではなく、もっと根源的な内容をうったえる映画にしてくれたのには非常に好感がもてました。

また、性格の悪い美男美女が出てこないところも素晴らしい。
この手の作品って、見た目は完璧だけど人間性が最悪ってキャラクターがよく出てきて、主人公の引き立て役をさせられるじゃないですか?
でも「アイ・フィール・プリティ」はそんな手段に頼らず、別の視点から美男美女をえがいてるんですね。
いったいどんな描きかたになっているのかにも注目してくださいませ。


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(出典:https://www.ifeelpretty.movie/)

それにしても、ハリウッドの「笑って泣ける」映画ってすごい。
よくある日本の「笑って泣ける」映画は、笑いのシーンと泣きのシーンがまったく別々に用意されてるものが多いでしょ。
前半はゲラゲラ笑わせて、後半でちょっとシリアスな展開と切ないピアノのBGMをもってきて泣かせる……みたいな。
一方、「アイ・フィール・プリティ」ではひとつのシーンで観客を大いに笑わせて、同時に泣かせるんですよ。
2017年に大ヒットした映画「ビッグ・シック」の中にも、主人公がゴミ箱をなぎ倒すシーンが最大の笑いどころであり泣きどころとして用意されていましたし、こういう脚本力がアメリカコメディ映画のすごさなのかな〜っと感じました!


「アイ・フィール・プリティ」日本での公開日は2018年4月現在で未定となっています。
決定次第、このサイトでもお知らせしますね!

www.ifeelpretty.movie