MoyaCinema

ニュージーランド発の映画ブログ

「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」の感想。超精細に描かれた宇宙都市を3Dで楽しもう!

リュック・ベッソン監督の最新作「ヴァレリアン 千の惑星の救世主」(原題「Valerian: and the City of a Thousand Planets」)を、日本での公開に先駆けてニュージーランドで鑑賞してきました!

f:id:imo_jo_chu:20170813082431p:plain
(出典 Valerian Official Movie Site | Now Playing)

あらすじ

舞台は28世紀の未来。「千の星々の都」と呼ばれる宇宙都市・アルファの最深部で、原因不明の汚染が発見される。探索のために何人もの兵士が派遣されたが、ひとりとして帰ってくるものはいなかった。汚染箇所は腫瘍のように広がっており、このままではアルファの存続が危ぶまれる事態にあった。


宇宙の平和を守る警察部隊に所属するヴァレリアン(デイン・デハーン)とそのパートナー、ロールリーヌ(カーラ・デルヴィーニュ)は、その事件を調査する命令を受け、危険な任務に身を投じていく。

迷わず3Dで観るのが正解! 美麗な映像が大迫力で迫ってくる

今作は通常版のほかに3D版での上映も予定されていますけどね、皆さんこれは3Dで観なきゃダメなやつですよ。多種多様なエイリアンやクリーチャーの造形をより大迫力で楽しめますし、リュック・ベッソンお得意の高低差を活かした落下or急上昇のシーンも満載なので、3Dの効果を存分に味わえます。

劇中のCGアニメーションは、ニュージーランドが世界に誇る映像クリエイター集団・WETAが制作しています。「ロード・オブ・ザ・リング」「ホビット」など代表作を挙げればキリがありません。今回も、その技術の粋を尽くした、超高精細な映像を堪能することができます。

特に観てほしいのは、映画の序盤に登場する、海と真珠の惑星・ミューの映像。ここに住んでいる、パールと呼ばれる種族の造形がめっちゃくちゃきれいなんですよ。彼らは毎日真珠(のような何か)を採って暮らしてて、それで顔を洗ったりしてるんですけど笑、その肌が光を絶妙に反射して七色に輝いてるんです。まさに真珠みたいにね。パール族の姫の顔がアップで映されるシーンは、文字通り息を呑む美しさです。

映像の美麗さは折り紙つき! ニュージーランドでは少し前から劇場で予告編が何度も流れていて期待はしていましたが、それ以上の内容でしたね。

お話自体はやや間延びしすぎ。映像集を楽しむつもりで行こう!

さーて、ここまで映像の美しさを褒めてきましたが、肝心のお話はというと、そこまで目新しい展開はありません……。話の主な推進力となっているのが、アルファ最深部の汚染区域の調査のはずなんですけど、途中あっちこっちに寄り道が発生して、「あれ、そういやこの人たちなんでこんなところにいるんだっけ」って行き先を見失っている感じがします。

肝心の中心部にたどり着くまでが長いんですな。そのおかげで様々な種類のクリーチャーやら、リアーナ演じる変幻自在のポールダンサーのショー(!)なんかも見ることができて、映像はたっぷり楽しめるんですけども、ストーリーを楽しむ映画として成立しているかと言われると難しいところです。

この映画は、シナリオにはあまり期待せず、超美麗なCGアニメを大スクリーンで3Dで堪能する映画だと割り切って行くと、2時間きっちり楽しめるでしょう。その点「CASSHERN」と似てるかもしれません。

CASSHERN [DVD]

CASSHERN [DVD]

話の内容は薄っぺらい反戦論に終止していた「CASSHERN」ですが、どこを切り取っても絵になる映像は見事でしたし、僕の中では結構好きな映画です。「ヴァレリアン」のお話はそれに比べれば素直に楽しめる内容なので、3D割増料金を払ってでも観る価値はありますぞ。

日本での公開は2018年3月の予定です!