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ニュージーランド発の映画ブログ

マッドマックス三部作は「2」だけ観ればいい

唐突に思い立って「マッドマックス」旧三部作を一気観した。主演のメル・ギブソンがスター街道を突っ走るきっかけとなった作品ですね。

最新作である「怒りのデス・ロード」だけはニュージーランドの劇場で観ました。マッドマックスが何かすらよくわかっていなかったので、「おお! なんだかわからんけど変な格好の不良が変な車に乗って追いかけっこする映画だ!」程度にしか理解してないっす。どうやらそれで大筋あってるっぽいんだけど。

マッドマックス 怒りのデス・ロード [Blu-ray]

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さてさて「マッドマックス」旧三部作、結論から言うと「2」だけ観とけばOKです。

マッドマックス2 (字幕版)

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映画の世界には「続編が第一作を超えることはない」っていうジンクスがあるようですけど、これは例外。というのも第一作「マッドマックス」は超低予算映画で、カースタントシーン以外にぜんっぜんお金かかってないから。

マッドマックス(字幕版)

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確かにラストのカーアクションは、人が死んでてもおかしくないんじゃないのってなくらいの過激さで大迫力です。でもそのほかがあんまりにもしょぼい、笑 撮影もクレーンとか使えなかったのか、ただただ横から撮ってるような画が多いし、場面転換もワンパターン。音楽もいかにも使い古された感じで、終盤までは正直退屈です。

ところが「2」は、第1作の10倍の予算をかけて撮影されたというケタ外れの金のかけ方をしてるんですよ。そりゃカーアクションはさらに派手になるわ、巨大なセットも組めるわ、カメラにも音楽にも予算使えるわで、第1作のチープさを知ってると、金があるといい映画が撮れるんだなぁ! って幸せな気分になります。

なにせ小型ヘリコプターを操るジャイロ・キャプテンという新キャラが登場するんで、カーアクションにも空からの視点が加わって、スケールがぜんっぜん違うんですよ。予算バンザイ!

ストーリーに関して言うと、第1作はあまりに破滅的で救いのない終わり方だったのに対し、こちらは同様の破滅的な世界観を継承しながらも、その先にある希望を感じさせる物語になってます。

マッドマックスシリーズの醍醐味であるカーチェイスと終末の世界、さらに爽快な鑑賞後感を存分に味わえるのが「マッドマックス2」ってわけですよ。

ところで「3」はどうなのって話ですが。マッドマックス3、もとい「マッドマックス/サンダードーム」は、最後の20分だけマッドマックスという実に残念な作品です……どうしてこうなった!

車もバイクもいっこうに出てこないし、緑豊かな谷に住む一族なんてのも出てきて、いやいや俺はそんなの期待してないんだよ、マッドマックスってのはどこまでいっても砂漠で薄汚れてて油まみれで、変な格好した暴走族が変な車に乗って追いかけっこする世界なんだろ? そういうのが観たいんだよ! とこちらをやきもきさせるばかり。

最後のカーアクションに至っては、大型列車と車のチェイスというアイディアは悪くないものの、いかんせんマックス達の乗る大型列車が誰でも飛び移りやすい親切設計になってることは否めず、製作者側の都合を感じさせます。

どのみち旧三部作は全部見ないとストーリーのつながりがわかんないってことはないし、「2」が一番おもしろい上、「怒りのデス・ロード」につながるモチーフもたくさん登場するんで、新三部作の鑑賞にも役立つでしょう。

ってことで未見の方は「2」だけ観ましょうね!