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【ネタバレあり】「ジュマンジ2/ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」の感想。これジュマンジなのか?でも面白いからよし!

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(出典: 映画『ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングル』超特報 - YouTube)

ナナナナナナナナナ ニィェッ! ニィィェッ!
イツガナ! バ〜ニュ〜ダ〜〜ン!!

ってことで、今日紹介する映画は「ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」

1996年公開の映画ジュマンジの20年越しとなる続編です。

あらすじ

アメリカのとある高校に通うスペンサー、フリッジ、ベセニー、そしてマーサは、ある日それぞれの理由で校長先生から「居残り」を命じられる。しぶしぶ居残り部屋に入った4人。するとフレッジが「ジュマンジ」と書かれた古いゲームソフトとファミコンを発見する。居残りを放り出してゲームで遊び始める4人だったが、なんと体がテレビゲームの中に吸い込まれてしまった!

気がつくと4人はジャングルの中。しかも体が選択したキャラクターのものに変化していた。どうやらこのジャングルを危機から救わなければ、ゲームから出られないらしい。はたして彼らは元の世界に戻ることができるのか!?


以下、今作および前作「ジュマンジ」のネタバレを含みます

↓オリジナル版「ジュマンジ」観てない人は今すぐチェック!↓

前作「ジュマンジ」とはまったく別物だけど面白かった。良質のゲーム実況を観てる気分!

この映画、面白いかつまんないかで言えば、ちゃんと面白かったです!

正直、観るまでは不安しかなかったんですけどね。というのも、前作「ジュマンジ」の面白さって、ゲーム世界が現実世界を侵食していくところにあったわけですよ。

サイコロを振るたびに、部屋の中にライオンや猿や毒蜘蛛が出てくるわ、あげく大雨や地震まで起きるわ、それでもゲームを止めることが許されない。そんなクレイジーな状況に、現実がしっちゃかめっちゃかになっていく面白さと怖さがあった。

それに比べると、「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」は反対に現実の人物がゲーム世界に入り込むという展開。こう書けば聞こえはいいですが、身も蓋もない言い方をすれば、ただ高校生4人がゲームやってるだけの映画です。だから前作と同じような面白さを期待しちゃダメってことは最初からわかってたんですよね。

ところが蓋を開けてみれば、ゲーム実況映画としてちゃんと面白かった。

「あのスキルを使え〜!」「アイテムはどこだ〜!」「お前のライフを犠牲にしてくれ〜〜!!」

と、プレイヤーがわちゃわちゃ叫びながらゲームやってる(と敢えて言う)様子は、本人たちが真剣なだけに余計にテンション高く観れましたね。

「NPC(ノンプレイヤーキャラクター)は同じセリフしかしゃべらない」「ゲーム背景の解説ムービーが唐突に始まる」っていう小ネタも細かくて笑った。っていうかジュマンジ、ボードゲームからいきなりテレビゲームに変身したにしてはよくわかってるな!

俳優陣の演技がすごい。外見と内面のギャップがちゃんと見える!

「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」がただのゲーム映画になってないのは、主演俳優陣の演技力がハンパないからというのも理由のひとつ。外見は全然違うのに、ちゃんと変身前の高校生の姿が見えるんですよ!

特に、主人公のスペンサーを演じるザ・ロックことドウェイン・ジョンソンの演技はすごいよ。筋骨隆々の大男なのに、表情や仕草はちゃんと、現実世界のひょろひょろゲームオタクになってる。

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主人公、スペンサーの変身前と変身後
(出典: JUMANJI: WELCOME TO THE JUNGLE - Official International Trailer - YouTube)

状況が理解できてない序盤のオタオタっぷり、ゲームに慣れてきてからはだんだん自信が出てきてるのに、ライフが残り1になると「無理だよ〜!」といきなりビビりだすところとか、ロック様さすが芸達者やな〜と思いながら観てました。

ヒロインであるマーサとの、最高にヘッッッッタクソなキスシーンも最高でしたね。しかしお互い初めてにしてもあそこまでヘタになるか?笑

前作「ジュマンジ」との設定の不一致はやや不満。せめてヴァン・ペルトは同じキャラで再登場してほしかった!

全体的に痛快に鑑賞できた「ウェルカム・トゥ・ザ・ジャングル」ですが、前作「ジュマンジ」とはだいぶ設定に違いがあり、続編を名乗っていいのかどうかはかなり疑問です。

まずはタイムパラドックスの件について。前作「ジュマンジ」では、「ゲームが終わると全てがもとに戻る」というルールそのままに、ゲーム終了後は主人公・アランがゲームを始めた26年前まで時間が遡っていました。一緒にゲームをしていたジュディとピーターはまだ生まれておらず、その後再会したときにも、ゲームをした記憶はありませんでした。

しかし今作では、20年前にゲームに囚われてしまったアレックスという少年が登場したにも関わらず、高校生4人とアレックスの記憶は残ったままでした。アレックスの家が「お化け屋敷」でなくなり、彼の父親も気のいいおじいさんになっていることから、過去が書き換わったのは事実。だとすると4人がゲームをしたという事実もなくなっていないとおかしいのでは? そもそもアレックスが行方不明にならなければ、ジュマンジが学校に寄付されることもなかったんじゃね?

……まぁこれだと、ラストをどう着地させていいのかわかんなくなっちゃうんで、突っ込むだけ野暮なのかもしれませんが。ストーリーのために重要な設定を変えちゃったなって印象は否めません。

もうひとつは、前作「ジュマンジ」に登場した悪役、ヴァン・ペルトが、同名ながらも全然違う役として出てきちゃったこと。えーっ、そこは同じキャラで出してくれないのかい!?

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今作のヴァン・ペルト。全然違うよ〜
(出典: JUMANJI: WELCOME TO THE JUNGLE - Official International Trailer - YouTube)

せめて、悪の親玉は違う名前にして、チョイ役でもいいからまったく同じ設定で再登場させてほしかった……。前作のファンに対してのサービスがまったくと言っていいほどなかったのは残念でしたね。

ってことで、ジュマンジの続編を名乗るにはやや不満は残りますが、アクション・コメディ映画としては十分面白かったのでよし、とします :)