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ニュージーランド発の映画ブログ

「アナベル 死霊人形の誕生」の感想。劇場でみんなで楽しむためのホラームービー!

映画「アナベル 死霊人形の誕生」を、日本での公開に先駆けてニュージーランドで鑑賞してきました!

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(出典 映画 『アナベル 死霊人形の誕生』 オフィシャルサイト)


「死霊館」シリーズの最新作となる今作では、「アナベル 死霊館の人形」の前日譚として、愛らしい一体のビスクドールが、いかにして呪われた人形と化したかが描かれます。

結論から言うと、これはDVD借りて家で観るより、劇場でみんなとワーキャー騒ぎながら観るのが断然楽しい映画ですよ!

あらすじ

玩具職人のサミュエルとその妻・エッシャーには、5歳になる娘・アナベルがいた。しかしある日、不慮の事故でアナベルはこの世を去ってしまう。


それから12年後、サミュエルの屋敷は孤児院となり、修道女のシャーロットとともに6人の少女がやってきた。サミュエルは彼女たちを迎え入れるが、エッシャーは寝たきりの生活をしているらしい。少女のうちの1人・ジャニスは、到着した日の夜、部屋の中に「わたしを見つけて」と書かれた紙きれが落ちていることに気づく。彼女は導かれるようにひとつの部屋に入った。そこは子供部屋らしく、中央に大きなドールハウスが置かれている。


ジャニスはドールハウスの中から鍵を見つけ、部屋の奥にあった小部屋の扉を開けてしまう。そこには、一体の不気味な人形が安置されていた……。

「アナベル」は笑って楽しむホラー映画です

もうハッキリ言ってしまいますが、「アナベル 死霊人形の誕生」はホラー映画の皮をかぶったギャグ映画です。

そもそも、アナベル人形の存在自体がギャグみたいなものなんですよ。一応、この人形はもともと玩具職人の手によって作られた、愛らしいビスクドールで、それがあるきっかけで悪魔に取り憑かれて呪われた人形となってしまった……という設定なんですが、

アナベルちゃんの顔、作られた段階ですでに怖すぎですから。

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(出典 映画 『アナベル 死霊人形の誕生』 オフィシャルサイト)

今作ではアナベル人形の制作過程が冒頭に出てきて、顔の造形のスケッチとか、新聞への販売広告なんかも映ってますが、それがいちいち全部怖い。こんなの子供に与えたら泣くでしょ。どう考えても最初から黒魔術の儀式用に作られたとしか思えない。しかも、どうやら同じ型の人形が100体も量産されてるっぽいんですよ。いやいや、こんな怖い人形100体も売れたんかい!

「アナベル 死霊館の人形」でも、アナベルをプレゼントされた奥さんが「きゃーかわいい!」と大喜びするシーンがあって劇場の失笑を買ってましたし、どうやら「死霊館」シリーズでは美醜の感覚が我々の次元とは異なるっぽいですね。

そんなアナベルちゃんだからか、劇場では映画序盤は怖がらせどころで頻繁に笑いが起きるという和やかなムードが漂っていました。「あーもうこの暗闇ぜったい何かいるわーw」「この扉開けたらぜったい何か飛び出してくるわーw」みたいな。露骨に人を怖がらせにきてると、逆におかしくて笑うしかないってことがあるんですねぇ。

さらに、明らかにこれはギャグとして作られただろっていうシーンがちょいちょい出てきます。

最もわかりやすいのが、ある女の子がオモチャの銃を撃って、弾をアナベルの顔面にクリーンヒットさせる場面。いやこんなん笑うでしょ! しかも次にカメラが切り替わると、アナベルの顔が動いて女の子をガン見してますから。だから笑うって! ここでは、会場中から「オーゥ……」という大きなため息とともに笑いが巻き起こってました。

油断禁物。最後は笑ってる余裕なんかなくなるぞ!

しかしですねー、ホラー映画の作りでありながらその実ギャグ映画になってるなんてことは、作り手の皆さんは百も承知に決まってるわけですよ(多分)。

ケラケラ笑ってられるのはせいぜい中盤まで。次第にアナベルちゃんがその恐ろしい本性を現し、屋敷の住人たちの命が危険にさらされるようになると、映画はガチンコのホラー映画の様相を呈してきます。あれだけ笑いの絶えなかった劇場が恐怖に圧倒され、次第に静かになっていくさまは見てて興味深いものがありました。

特に怖かったのは「あれ? この人がここにいるってことは、この人はつまり……」ってシーンですね。これ以上はネタバレになるからやめときますが、観た人にはわかってもらえると思う! 今思い出してもおぞけ立ちますわ……ぶるぶる。

映画をより楽しむために

「アナベル 死霊人形の誕生」は「アナベル 死霊館の人形」の前日譚という設定なので、こちらも事前に観ておくと、より作品を楽しめますよ!

「アナベル」には実在のモデルとなった人形があります。数々の怪異現象を引き起こし、現在はオカルト博物館に所蔵され、月2回のお祓いを受けているという曰く付きの品です。そちらの情報もちょこっとだけ頭に入れておくと、いいことがあるかも? ↓こちらにわかりやすくまとまっています↓
karapaia.com

まとめ

「アナベル 死霊人形の誕生」は前半のギャグ映画と後半のホラー映画に分かれてます。そして、ギャグ映画パートは映画館でみんなでゲラゲラ笑いながら観ないともったいないです!

何も知らずにDVD借りてひとりで観ちゃうと、前半の60分を「これはギャグなのか……?」「ホラー映画……だよな……?」っていうモヤモヤとともに観ることになりますからね。こういう作品は応援上映と一緒で、みんなで声を上げながら観たほうが面白い。

日本での公開は10月13日です! 観客の入りがいい公開直後に行くのが正解でしょう。

……あ、エンドロールの最後までお楽しみは残ってますから、途中で席を立たないでくださいねー!

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